私も年齢的に若者のなかに入るので、若者視点で今日は書いてみようと思います。
「最近の若者は…」という言葉、よく耳にしますよね。
「やる気がない」とか「自分のことしか考えていない」とか。
中学、高校、短期大等、大学の卒業3年後の離職率はそれぞれ64.2%、35.7%、39.3%、28.8%(いずれも平成21年3月卒業者)。
若年無業者の数は60万人。若年無業者の年齢は15〜34歳ですが、サポステ対象15〜39歳まで幅を広げると、無業者の数は81万人になります。(平成22年)
こうして数字で見てみると、確かに言われてもしかたない現状があります。
だけど、本当に「やる気がない」「自分のことしか考えていない」面ばかりなのでしょうか。
誰だってそうだと思いますが、「がんばっているね」と認めてもらえれば、「よしもっとがんばろう」と思えます。
ダメだと言われ続ければ、やる気だって自信だってなくします。
がんばっても、認めてくれないだけでなく、出る杭は打たれるで、つぶしにかかってくる人がいることだってあります。
褒めてほしい、認めてほしいというのは甘えなのでしょうか。
そもそもやる気がないのではなく、やり方がわからないからできない事だってたくさんあります。「そんなの自分で学びなさい」と言われるかもしれません。もちろん自分自身で成長する努力は必要です。それを怠って、「周りが認めてくれないから…」と周囲のせいするつもりはありません。何でもかんでも認めてほしいわけでもありません。
ただ。批判するばかりでなく、正しい意味で「育てよう」という気持ちで接してくれる人が近くにいれば、もっとがんばろうという気持ちになると思うのです。自分のことをよく見ていてくれて、些細な変化に気付いてくれる、決めつけではなく、ちゃんと理解しようとしてくれる人がいるってすごく有りがたいことです。
【発達の最近接領域】という言葉があります。ロシアの発達心理学者ヴィゴツキーが提唱したものです。
最近接領域とは、自分一人の力だけで達成できることと、周りの人のほんのちょっとの手助けで達成できることとの水準のズレのことです。人の成長において、この領域に働きかけることが最も効力を発揮するとされています。
自分一人でできる簡単なことだけをやっていても成長は難しい。
逆に、全く実現不可能なことに挑戦しても、それだけの力量がまだ伴っていないため、つぶれてしまう。
適度に難しい内容・課題と、適度のサポートを得ることで、人は成長することができるのです。
発達の最近接領域について教えてくれた大学の恩師は、人を育てるプロでした。
育ててくれた人の存在は一生の支えとなります。
私にとってサポステは、世代や性別、環境に関わらず「お互いに認め合え、一緒に育ち合う場」でありたいと思っています。
若者を取り巻く環境は複雑化し、一人ひとりが抱える悩みや課題も本当に人それぞれです。
色んな人のサポートができるよう、私自身も学び、成長していきたいと思います。
佐々木

